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8つのウォレットが「サトシ時代」の8万ビットコイン、1.2兆円相当を移動 | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
ビットコイン・ネットワークの初期、いわゆる「サトシ時代(Satoshi era)」にマイニングされた80億ドル(約1兆1600億円、1ドル145円換算)相当のビットコインが7月4日、過去最大級の移動を記録した。
CoinDeskがすでに報じたように、14年以上休眠状態だった2つのウォレットが4日早朝にそれぞれ1万ビットコイン(BTC)を新しいアドレスに移した。これらの2つのアドレスは、2011年4月3日にビットコインが78セントで取引されていた際にビットコインを受け取っていた。
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現在の価格では、それぞれのウォレットは11億ドルを超える資産を保有し、1390万パーセントを超える価値上昇となっている。
移動されたビットコインのもともとの出所は「1HqXB…gDwcK」で、2011年に3つのウォレットに合計2万3377.83ビットコインを送金。そのうち2つのウォレット、「12tLs…xj2me」と「1KbrS…AWJYm」が金曜日までその大部分を保有していた。もう1つのウォレット(3377BTCを受け取った)は、2011年にすでに資金を支出している。
4日夜、オンチェーン分析企業Arkhamは、他にも6つのウォレットが1万を超えるビットコインを連続して移動させたと指摘。現在の価格では86億ドル超に相当する。
Arkhamによると、これらのウォレットはすべて同じエンティティ(主体)が所有しているようだ。しかし、当記事執筆時点、これらのウォレットの所有権を公に主張している個人や企業は存在しない。
これらのビットコインは、より新しいアドレス形式を使用する新しいウォレットに送金された。新しいウォレットのいずれも、その後、資金を移動させていない。新しいウォレット所有者は依然不明だ。
今回移動したビットコインはすべて、最も希少なビットコインと言える。つまり「サトシ時代」にマイニングもしくは取引されたビットコインだからだ。「サトシ時代」とは概ね、2009年のビットコインの誕生から2011年までを指し、ビットコインの生みの親であるサトシ・ナカモトがまだオンラインで活動していた期間をいう。
この時代のウォレットは「暗号資産の聖杯」とも呼ばれており、きわめて希少かつ長年にわたりそのまま保管されてきたことから、その動きは市場関係者の強い関心を集める。特に、大量のビットコインが売却されるような動きが見られた場合、それは初期の関係者が現在の市場に対するスタンスを変えたと見ることができるからだ。
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