ビットコインの200週移動平均が5万ドルに迫る──市場の長期的な強さを示唆 | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• ビットコインの200週移動平均は4万9223ドルと5万ドルに迫っており、4年サイクルにおける重要な節目となっている。
• ビットコインは今年初めに200日移動平均を下回った後、最近の9万8000ドルへの調整局面では200日移動平均を上回って推移し、回復力を示した。

グラスノード（Glassnode）のデータによると、ビットコイン（BTC）の200週単純移動平均（200WMA）は5万ドルに迫り、現在は約4万9223ドルとなっている。

これは、ビットコインにおいて、時間の経過とともに上昇し続けている数少ない指標の一つだ。200WMAは歴史的に重要なサポートレベルを提供してきた。2015年の弱気相場では、200ドル前後でサポートを提供。2018年の弱気相場では、3000ドルを上回って推移。2020年3月の新型コロナウイルス感染症による暴落では、ビットコイン価格は一時的に200WMAを下回り5300ドル前後まで下落したが、最終的には3000ドルまで下落した。

だが、ビットコインは2022年6月から2023年10月まで長期的な弱気相場を経験し、ビットコイン価格は、約2万5000ドルだった200WMAを15カ月間下回り続けた。

一方、強気相場と弱気相場の転換点を判断するために広く用いられているテクニカル指標である200日単純移動平均（200DMA）は現在9万6246ドルで、ビットコインが強気相場にあることを示している。ビットコイン価格は2月から4月にかけて200DMAを下回ったが、イランと米国の衝突による最近の9万8000ドルへの調整局面では、200DMAを上回って推移していた。

歴史的に、200DMAは強気相場と弱気相場の両方の状況を示す強力な指標であることが証明されている。ナスダック100とS&P500が史上最高値を更新している中、このモメンタムは、ビットコインにとっても史上最高値へのブレイクアウトを実現する上で前向きなものとなる可能性がある。

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